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実施の目的
長引く不況の下では、全業種の企業が、新分野進出に極めて高い関心をよせています。
そこで、今年も長期的視点に立って雇用を少しでも好転させるために、新分野進出を視野にいれた、先進地事業視察を企画いたしました。
この度も、不況に加え公共事業削減等の流れの中で、県下で最も厳しい経営環境におかれている建設業にスポットをあて、実施することといたしました。
実施年月日
平成17年10月4日(火)〜5日(水)の2日間
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視察参加者等
| ・建設業協会会員 |
19 |
名 |
| ・当機構運営委員 |
2 |
名 |
| ・当機構職員 |
2 |
名 |
| 合 計 |
23 |
名 |
|
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2.視察先企業紹介
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| 金亀建設株式会社 |
| 会社概要 |
 |
| ●住所 |
〒790-0062 |
| |
愛媛県松山市南江戸2-660-1 |
| ●TEL |
089-921-3030 |
| ●FAX |
089-941-3286 |
| ●URL |
http://www.kinkensetsu.co.jp/ |
| ●創業 |
昭和32年4月 |
| ●資本金 |
4,500万円 |
| ●登録 |
大臣(得11)第2886号 |
| ●代表者 |
代表取締役社長 西山 周 |
| ●従業員数 |
192名 |
| ●業務内容 |
舗装・土木 |
| 事業内容(新分野進出事業)‘‘農業生産法人(有)あぐり’’ |
「新しい形の循環型農業を目指して」
金亀建設は昭和32年より舗装工事を主体とする建設会社として活動してきた。社の基本的な施工体制として優秀な技能労働者を直接雇用し、技能的な教育を十分に行い熟練労働力の確保をしてきた。しかし、昨今の建設需要の落ち込みなどの社会的要因により優秀な技能労働力の温存を出来る限りはかり、また、担い手の減少傾向の強い地域の稲作兼業農家の新しい労働力の担い手として社の労働力が利用できないか、また地域貢献の観点からも考え、農業生産法人“汲ぐり”を平成12年秋に設立した。
豊富な労働力を活かし、稲作についてはアイガモ栽培・紙マルチの利用による除草剤不使用営農の推進、ハウス栽培・露地栽培においてもイチゴ・メロンなどの果物や、トマト・ナス等の各種野菜を化学農薬や化学肥料を使用しないで栽培・収穫している。
当初60アールで始めた耕作地が現在は30ヘクタールとなっている。あぐりは県から「エコファーマー」認定を受け、栽培した作物は「エコえひめ特別栽培農産物」の認定を順次取得し、レストラン、ホテル、また社員へ直売している。
土づくり(ぼかし)には地域の食品残渣を利用し、自社開発したミキサーで攪拌・混合して製造している。
新しい時代にふさわしい農業とはどうあるべきかというテーマに向き合い、高効率な完全循環型の機械化営農を推進し、無農薬栽培の実現のため、土づくりに使用する有用微生物を独自培養している。また、その有用微生物がもつ生分解などの効用を環境浄化事業へ転用し有効利用する研究も同時に進め、廃棄物の悪臭軽減や水質の改善など実際の効果も上げている。
さらに、無農薬栽培で収穫した作物から、健康や美容に効果がある様々なエキスを抽出・解析し、有効利用する研究も精力的に行っている。 |
★キーワード:《地域》……貢献・共生 |
[有限会社 あぐり]
会社概要●住所/〒791-3131 愛媛県伊予郡松前町北川原79-1●創業/平成12年11月●資本金/310万円●代表者/代表取締役社長 西山 周●従業員数/7名(※金亀建設鰍フ100%の子会社) |
| 森本建設株式会社 |
| 会社概要 |
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| ●住所 |
〒791-8042 |
| |
愛媛県松山市吉田町1730番地2 |
| ●TEL |
089-974-0100 |
| ●FAX |
089-974-0110 |
| ●創業 |
昭和28年9月 |
| ●資本金 |
2,300万円 |
| ●登録 |
愛媛県知事許可(特-13)第333号
愛媛県知事許可(般-13)第333号
愛媛県知事許可(般-14)第333号 |
| ●代表者 |
代表取締役社長 森本 継雄 |
| ●従業員数 |
86名 |
| ●事業内容 |
土木工事業・建設工事業・管工事業・水道施設工事業・造園工事業・鋼構造物工事業・塗装工事業・電気工事業・介護事業 |
| 事業概要(新分野進出事業)‘‘福祉事業部’’ |
「老人介護事業を通じて地域社会に貢献」
森本建設は、道路、河川、上下水道、橋梁など、土木工事全般に従事する施工管理企業である。昭和28年創業以来、地域密着型企業として、技術力を基盤に着実な実績と信頼を築いてきた。
近年、地球環境保全が世界的に提唱されるなかで、土木建設企業の担う責務は、ますます重要なものになっています。
「開発」は「破壊」ではなく、より美しい地球を守り、より快適なアメニティの「創造」でなければなりません。さらに内子町は、愛媛県でも伝統ある町として全国的に注目されており、また行政においても、「エコロジータウン」をキャッチフレーズに、生態系を大切にした町づくりが推進されている。
森本建設は、「環境企業」として、護岸工事における近自然工法の導入をはじめとし、アメニティ産業の一翼を担う企業として、人に地球にやさしい町づくりの中核となるよう、業務に取り組んでいる。
先進の技術を駆使しながらも、人のぬくもり、人の心を大切にした土木工事の施工。これが森本建設の企業理念であり、企業姿勢である。
こうしたなかで、今回の視察のなかから「福祉事業」の分野を紹介する。高齢化社会の到来にそなえ下記の2介護施設を開設した。開設にあたって・「初期投資を抑える」・「一事業の規模を大きくしない」・「利用者本位」の3点に留意した。「やすらぎ」は旧本社ビルを改装して使用し、「ゆうなぎ」は旧中学校の寮を改装して使用した。又事業の規模を大きくしない考えかたの背景には、今日まで社会の為に働いてこられたお年よりの皆様が老後を心豊かに過ごして頂く為に物心ともに最良のサービスを提供するには、規模が大きくなっては出来にくくなる。そうした考え方によって運営されているので、利用者は大変多く稼働率は80%である。60%でペイするといわれるなかで、初期投資の少ないこともあいまって、良好な運営がなされている。なお、利用者本位の立場からは、利用者一人一人に合ったサービスの提供はもとより、食事は地元でとれる上質な素材を提供して大変喜ばれている。このことはすばらしいことで、なかなか出来ないことであるが、規模の小さいこととその背景にある人徳経営のもたらす結果である。
又、本業の建設業の分野においても「GEOパワーシステム」・「アクパド工法」等、新規分野の工法を取り入れ、本業の質の向上につとめており、これらのキーワードはすべて〈環境〉であり、積極的に社会貢献をなされている発展的企業である。
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★キーワード:《環境》を守る |
[やすらぎ](森本建設(株)福祉事業部)
施設概要●森本建設の旧本社ビルを改装使用●〒791-3301 愛媛県喜多郡内子町内子716番地●介護の種類(デイサービスセンターやすらぎ 利用定員…25名/訪問介護センターやすらぎ/居宅介護センターやすらぎ)
[ゆうなぎ](森本建設(株)福祉事業部)
施設概要●旧中学校の寮を改装使用●〒791-3310 愛媛県喜多郡内子町城廻613番地1●介護の種類(グループホームゆうなぎ 利用定員…18名/デイサービスセンターゆうなぎ 利用定員…10名) |
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3.視察研修内容
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金亀建設株式会社 |
新分野への取組みのテーマ
建設産業人材の有効活用と地域雇用の新しい担い手を目指し、「食」と「農」を考えた脱農薬を基本に、循環型生産工程及び機械化(省力化)農業を実現化するための農業生産法人「あぐり」を有限会社として創設(平成12年11月)。
当該取組みの内容
農業生産法人「あぐり」は金亀建設鰍フグループ企業である。地域の休耕田、従業者不在の農家の田畑等を借り上げ(現在30ha)、関連会社内における建設産業従事者の労働力を自社の建設工事の工程に合わせて効率的に活用し、脱農薬による安全で高品質な米、各種の野菜、果物を栽培し各方面(レストラン、個人購入者、スーパー等)へ販売している。
新しい時代の農業というテーマに取り組むために効率的な循環型の機械化(省力化)営農を推進。即ち、地元食品業界から排出される食物残渣を自社内で培養された有用微生物を使って堆肥(ボカシ)化し、土壌づくりから取り組んでいる。省力化としては稲作において紙マルチ田植機(紙マルチを水田に敷いて草を生やさない)の導入や、搭乗型除草機を検討したりしている。また有用微生物はそれ自体がもつ生分解などの効用を循環浄化事業へ転用し、廃棄物の悪臭軽減や水質の改善などの事業にも取り組んでいる。さらに、無農薬栽培で収穫した作物(堆肥など)特定のエキスを抽出し利用する研究も行っている。
これらの事業を着実に実施、検証するためにいくつかの大学とも共同研究を進めている。
当該取組みの出会い又はアイデア発案の契機
・縮小する建設市場下での社員の雇用確保
・社長が農業に興味があり、十数年前に農地を個人的に所持していた。
・会社の現場労働力は農家出身者が多いこと。
・地域農家の従業者不足。
・食と農を考える気運が社会的に高まってきた。
・何よりも自然環境下で働いてきた社員にとって取組みやすかった。
事業化までに至る間で苦心したこと、及び成功の要因
・農業分野独特の慣習、規制への対応。
・社内の新規分野への取組みに対する意識の高揚。
・地域農家、農協、行政の農業委員会からの信頼を得ること。
・採算性。
相談・助言、情報収集等の相手先
・県内の農協・県職員のOB。
・インターネット情報。
当該取組みの主たる顧客(活動領域)等
・地域の休耕地所有農家。
・一般消費者。
当該取組みの差別化等のポイント
・無農薬による省力化(機械化)営農。
・地力と味覚度の調査研究。
・食品残渣からの堆肥(ボカシ)製造による循環型農業。
・休耕地利用による地域への貢献。
・無農薬による自社栽培果物からのエキスの抽出研究。
当該取組みの資金調達法
・自己資金。
・グループ企業からの借り入れ。
当該取組みの大きな成果
・建設工事以外で地域とのコミュニケーションが取れるようになった。
・社内でいろいろなアイデアが出るようになった。
・珍しがられること。
公的助成・支援制度の活用状況及び要望
特になし。
今後の課題と解決方法
・採算性。
・市場開拓。
・地域との共存。
・社員の技術、技能の向上。
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| |
| 森本建設株式会社 |
新分野への取組みのテーマ
介護保険が制定され、1年後(平成13年3月)にデイサービスセンターを開設、それに先立ち訪問介護センター事業(平成13年1月)を開始した。その後両事業の利用者獲得に向けて、居宅介護支援センター業務(平成13年11月)を開始した。
2年後の平成15年3月、町より元中学校の寮の施設の福祉転用の打診があり、十分な検討の結果、グループホームの運営についての方針で企画がまとまり、小規模デイサービス併設のグループホームを平成16年6月に運営開始した。
当該取組みの内容
下記内容の福祉事業を立ち上げた。
・訪問介護センターやすらぎ
・デイサービスセンターやすらぎ
・居宅介護支援センターやすらぎ
・グループホームゆうなぎ
・小規模デイサービスセンターゆうなぎ
当該取組みの出会い又はアイデア発案の契機
当社が予てから取引のあった出版会社主催の建設業向け「新需要・新商品開発セミナー」に参加し、介護分野の事業展開についての具体的取り組みについての勉強会に2年間参加した。それ以前から福祉・介護部門への進出に興味を持っており、コンサル等の指導もあり情報収集をしていた。
事業化までに至る間で苦心したこと、及び成功の要因
事業開始当初、職員の離職率が高く、頻繁に職員の募集をかけなくてはならなくなっていた。
町内では比較的早い時期にオープンできたことで、社協が撤退した後の利用者確保が行いやすかった。また、元社協の職員がいたため利用見込みのある地元の関係者の事がわかっており、オープン当初からある程度の利用率を確保できた。
相談・助言、情報収集等の相手先
都市文化社 コンサルティング契約
当該取組みの主たる顧客(活動領域)等
地元の要介護高齢者
当該取組みの差別化等のポイント
年中無休体制をとり他施設との差別化を図っている。また、小規模単独施設のため、よりきめ細かなサービスを提供できる。
当該取組みの資金調達法
メインバンクからの事業承認を受け、融資を受けた。
当該取組みの大きな成果
地域社会への貢献が出来ていると思われる。当地域は高齢化率が高く、地域との交流を持ち運営を行っている。
事業運営面においては、毎月の安定収入があり、事業規模の拡大とともに社内的には、重要な一事業部門となっている。
公的助成・支援制度の活用状況及び要望
介護労働安定センターからの人材育成助成金(年間人件費の3分の1)及び施設整備助成金等(特殊浴槽の購入費の半額)を利用した。
今後の課題と解決方法
近隣施設が増加している中でより一層のサービス向上と介護技術の向上が必要になっている。また、介護保険法の改正が頻繁に行われるため、臨機応変な対応が必要となってくる。
その他の特記事項
高齢化率がますます増加するのに併せて、予防介護の観点から小規模多機能施設の設置が議論されている。現在は介護保険法のサービス内容には入っていないが、今後導入されることが予想されており、森本建設ではより一層のサービス向上の観点から、小規模多機能施設の設置検討をする必要を考えている。
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| |
|
|
4.視察研修についてのアンケート結果
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| このアンケートは平成17年10月4日から5日にかけて当機構が主催した先進地事業視察の参加者を対象とし、無記名形式で行った。参加者19名(16事業所)のうち、15件(14事業所)の回答が寄せられ、回答率は78.9%であった。 |
| 1.各事業所の現状について |
| Q1.各事業所の従業員数(パート、季節雇用者等含む) |
|
従業員数
|
件数
|
% |
|
10人未満
|
4 |
26.7 |
|
10〜29人 |
5 |
33.3 |
|
30〜49人 |
2 |
13.3 |
|
50〜99人 |
2 |
13.3 |
|
100〜149人
|
2 |
13.3 |
|
500人以上 |
0 |
0.0 |
|
合 計
|
15 |
100.0 |
|
| Q2.新分野進出についての対応 |
|
新分野進出についての対応
|
件数
|
% |
|
進出済 |
4 |
26.7 |
|
実行段階(計画済)
|
1 |
6.7 |
|
検討中
|
8 |
53.3 |
|
考えていない
|
2 |
13.3 |
|
合 計
|
15 |
100.0 |
異業種転換に関する視察の参加者であるだけに、各事業所の新分野進出についての関心は高めだ。新分野進出については約1/3の事業所が進出もしくは実行段階にあり、検討中を含めるとその割合は9割弱に上る。 |
|
| |
Q3.進出分野の種類と具体的な取り組み
※この設問はQ2で新分野進出について「考えていない」以外の回答をした事業所(合計13事業所)を対象とした。 |

|
新分野の種類
|
件数
|
% |
具体的な取り組み
|
|
農業分野 |
5 |
33.3 |
米、果樹(ブルーベリー)、花木(千両) |
|
林業分野 |
0 |
0.0 |
― |
|
水産分野 |
2 |
13.3 |
(無回答) |
|
環境・リサイクル分野 |
6
|
40.0 |
産業処理(リサイクル、石膏ボード、木材、アスガラ・コンガラetc)(2件)、再利用、太陽光発電、雨水利用、肥料作り(YM菌・木材チップ・汚泥利用) |
| 介護・福祉分野 |
3
|
20.0 |
デイサービス |
| 建設関連分野 |
5
|
33.3 |
地盤改良(表層・深層)、ウォータージェット、建築・建物管理、リフォーム(フランチャイズ加盟) |
| I T分野 |
0 |
0.0 |
― |
| その他の分野 |
4
|
26.7 |
健康食品・化粧品(生産・販売)、エステサロン(運営) |
|
合 計
|
25
|
− |
― |
※複数回答のため、各選択肢の件数の合計は対象件数を上回る
今回の結果では環境・リサイクル分野が6件(40.0%)と最も多く票を集めた。また、農業、建設の各分野がともに5件(33.3%)、その他の分野が4件(26.7%)、介護・福祉分野が3件(20.0%)、水産分野が2件という結果であった。その他の分野(4件)については、健康食品・化粧品(生産・販売)、エステサロンなどが挙げられた。
具体的な取り組みについては、産廃処理を2事業所が挙げている。
|
Q4.新分野進出をしない理由
※この設問はQ2で新分野進出について「考えていない」と回答をした事業所(2事業所)を対象とした。 |
新分野進出をしない理由は「公共事業の大幅な削減により、売上激減・赤字決算で余裕がない為」、「現状をしっかりやっていきたい」であった。
|
| 2.今回の視察について |
| Q1.気付いたこと、感じたことなどの感想 |
●金亀建設

|
感 想
|
件数
|
% |
|
工程・原価管理の重要性、コスト削減の徹底 |
5
|
33.3
|
|
人材育成・教育、人材への配慮 |
2
|
13.3
|
|
確実な計画性 |
2
|
13.3
|
|
資本力の必要性、ハイコストに対する危惧 |
2
|
13.3
|
|
熱意・意欲・前向きな姿勢 |
1
|
6.7
|
| 地域性の考慮・環境との共生 |
1
|
6.7
|
| 新分野進出の困難さ |
1
|
6.7
|
| 企業・経営理念の良さ、人徳経営 |
0 |
0.0 |
| その他 |
2
|
13.3
|
|
合 計
|
16
|
−
|
※複数回答のため、各選択肢の件数の合計は対象件数を上回る
●森本建設

|
感 想
|
件数
|
% |
|
工程・原価管理の重要性、コスト削減の徹底 |
3
|
20.0
|
|
人材育成・教育、人材への配慮 |
3
|
20.0
|
|
確実な計画性 |
0
|
0.0
|
|
資本力の必要性、ハイコストに対する危惧 |
0
|
0.0
|
|
熱意・意欲・前向きな姿勢 |
2
|
13.3
|
| 地域性の考慮・環境との共生 |
0
|
0.0
|
| 新分野進出の困難さ |
2
|
13.3
|
| 企業・経営理念の良さ、人徳経営 |
2
|
13.3
|
| その他 |
1
|
6.7
|
|
合 計
|
13
|
−
|
|
「品質、工程管理、事項に係る予算を取り入れ、実際やっているのは農業なんだけど、すばらしい建設業だなと感じました」〔金亀建設〕、「無駄な物にはお金を掛けない。必要な物は、とことんいく判断が大事なんだと思った」〔森本建設〕等、『工程・原価管理の重要性、コスト削減の徹底』(合計8件)との声が多数を占める結果となった。
また、「社員協力に力を入れておられ、社員ひとりひとりに多能力を要求しておられる点」〔森本建設〕、「人材がすべて。私もそう思うが安定経営でないと良い人材も集まらない」〔同建設〕などの声にみられるように、『人材育成・教育、人材への配慮』(合計5件)を重要視する事業所も多かった。
「社長の魅力がすごい」〔森本建設〕など『熱意・意欲・前向きな姿勢』(合計3件)が評価される一方、「農業で利益を上げることは難しい」〔金亀建設〕の意見にみられるように『新分野進出の困難さ』(合計3件)が挙げられた。 |
| Q2.企業経営に活かそうと思う事柄 |
●金亀建設

|
感 想
|
件数
|
% |
|
工程・原価管理の重要性、コスト削減の徹底 |
3
|
20.0
|
|
人材育成・教育、人材への配慮 |
0
|
0.0
|
|
確実な計画性 |
0
|
0.0
|
|
資本力の必要性、ハイコストに対する危惧 |
1
|
6.7
|
|
熱意・意欲・前向きな姿勢 |
4
|
26.7
|
| 地域性の考慮・環境との共生 |
0
|
0.0
|
| 企業・経営理念の良さ、人徳経営 |
0
|
0.0
|
| その他 |
1
|
6.7
|
|
合 計
|
9
|
−
|
●森本建設

|
感 想
|
件数
|
% |
|
工程・原価管理の重要性、コスト削減の徹底 |
3
|
20.0
|
|
人材育成・教育、人材への配慮 |
1
|
6.7
|
|
確実な計画性 |
0
|
0.0
|
|
資本力の必要性、ハイコストに対する危惧 |
0
|
0.0
|
| 熱意・意欲・前向きな姿勢
|
0
|
0.0
|
| 地域性の考慮・環境との共生 |
1
|
6.7
|
| 企業・経営理念の良さ、人徳経営 |
3
|
20.0
|
| その他 |
1
|
6.7
|
|
合 計
|
9
|
100.0 |
「オフシーズンの人件費の考え方」〔金亀建設〕、「古い物を生かして、設備投資を抑える」〔森本建設〕など、Q1.同様、『工程・原価管理の重要性、コスト削減の徹底』が、合計6件と最も票を集めた。続いて、「楽な事業はないが、意識して何をすべきか・当社の良い点は何かを考え、前向きに行動したい」〔金亀建設〕という声に見られるように『熱意・意欲・前向きな姿勢』(合計4件)、「道徳に裏打ちされた経営を目指していきたい」との意見による『人徳経営』(合計3件)が挙げられた。 |
| Q3.ご意見・ご要望 |
・土木には見切りをつけた方が良いかな?
・隠岐の場合、難しい。
・視察に行く方も事前に勉強して行った方が質疑の点で大事だと思います。
・来年も視察があれば、参加してみたいです。
・今後も、ぜひ続けて下さい。
・大変お世話になりました。視察も大変参考になりましたが、同行された皆様と知り合えた事が収穫です。
|
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5.視察研修後記 |
この度の視察は、長引く不況の下とはいえ熱心に視察が行われ、建設業界の新分野進出によせられる思いの強さを感じました。
最初の視察先、金亀建設では優秀な技能労働者の温存のために、効率的な完全循環型の機械化営農を推進し、無農薬栽培を実現し、時代の要請にふさわしい農業のあり方を達成されつつあります。この成功要因は「地域」との共生にあると感じました。このことにより金亀建設の企業技術力の維持と人的(人件費も含む)効率化により、経営に大きく貢献している実態を学ぶことが出来ました。
次の視察先、森本建設では本業の多様な新分野にも進出しておられますが、この度は主として福祉事業の分野を視察いたしました。高齢化社会の到来を踏まえ、2介護施設を開設されていますが、介護業務の種類は他の施設と変わりはありませんが、開設に当たっての考え方「初期投資を抑える」「一事業の規模を大きくしない」「利用者本位」この3点の中で「一事業の規模を大きくしない」という考え方に大変興味をひかれました。規模を大きくすることが物心両面でサービスの低下につながりがちであることは、皆理解しながら、実践を怠るケースが多く失敗をしています。森本建設では忠実に実践され、他の2つの要件と経営に裏づけされた「人徳経営」があいまって、良好な運営がなされていることを学びました。
以上の視察をとおして、新分野進出と経営について、大変貴重な実践に出会うことができました。この視察が新分野進出に向けてより良い示唆となりますことを強く願っています。
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